真剣な表情でそば打ちに取り組む参加者

 【栃木】梅沢町の市寺尾公民館で18日、そば打ち体験会が開かれた。市民ら12組が参加し、そばの魅力に触れた。

 市地域おこし協力隊の国府谷純輝(こうやじゅんき)さん(27)が主催。寺尾地区の名物「出流そば」をPRするために、昨年8月から地域住民らと一緒に種まき、脱穀などを実施し、交流サイト(SNS)で発信してきた。

 今回は出来上がったそば粉を使ったそば打ち体験を通し、出流そばの魅力をさらに知ってもらおうと企画した。出流そばを提供するそば店「いしやま」の石山裕貴(いしやまゆうき)さん(28)が講師役を務めた。参加者は少しずつ水を足しながらそば粉と小麦を混ぜ合わせる作業から開始。生地ができると麺棒で好みの薄さまで広げ、包丁で慎重に切っていった。

 参加した境町、自営業上野久子(うえのひさこ)さん(57)は「初めてのそば打ちはとても楽しかった。自宅でも挑戦してみたい」と満足げだった。