任期満了に伴う那須塩原市長選は4月16日の告示まで約2週間となった。再選を目指す無所属の現職渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)氏(40)=自民、公明、国民民主推薦=以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。伯父の元参院議員渡辺喜美(わたなべよしみ)氏と激しく争った自民党栃木県連と良好な関係を築き、市議の大半から支持を集めるなど盤石の態勢を整えた渡辺氏。保守分裂選挙となった4年前から一転し、無風の状況が続く同市長選の背景を探った。
事実上の再選出馬表明だった。昨年6月に同市内で開かれた市政報告会。渡辺氏は直接的な言及こそしなかったものの、今後取り組むテーマとして「那須塩原のブランド力強化」「地域らしさを感じられるJR那須塩原駅周辺整備」「地方分散型社会の受け皿づくり」の3点を挙げ、「コロナ後の繁栄のために努力したい」と2期目への意欲をにじませた。
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