地元住民らが整備し、一般開放している栃木県那珂川町富山の山林「うえまる花の丘庭園」で黄色のレンギョウや桃色のハナズオウなどが見頃を迎えている。15日ごろまで楽しめる見込み。
約1ヘクタールの敷地にレンギョウ約250本、ハナズオウ約400本が密集する。庭園を整備する富山舟戸いわうちわ保存会の益子操(ましこみさお)会長(83)によると、いずれの花木も例年より10日ほど早く開花し、4日時点で満開となっている。益子会長は「ハナズオウの開花が早く、今週中はソメイヨシノとの競演も楽しめる」と話している。
青空が広がった4日は市内外から写真愛好家らが訪れ、色とりどりの花木に魅了されていた。1人で訪れた大田原市佐良土、地方公務員女性(63)は「ピンクや黄色、白いユキヤナギのコントラストがとにかくきれい」と見入っていた。
入園料200円。(問)町観光協会0287・92・5757。