練習に汗を流す栃木SCの選手=さくらスタジアム

 サッカーJ2第8節の栃木SCは8日、山口市の維新みらいふスタジアムで山口と戦う。2試合続けて複数失点を許した守備を修正し、今季2勝目を挙げたい。

 前節は群馬に1-2の逆転負け。後半に退場者が出て1人少ない中、MF福森健太(ふくもりけんた)が今季チーム初となる先制点を挙げたが、その後、左サイドを立て続けに崩され失点を重ねた。2連敗で通算1勝2分け4敗、勝ち点5の20位。

 山口は前節、6試合負けなしと好調な秋田に勝ち、通算3勝1分け3敗、勝ち点10の9位。ただ前節までの3試合は、3失点以上を許して3連敗しており、守りに課題を抱える。

 長身のFW皆川佑介(みながわゆうすけ)が前線の起点で、栃木SCの時崎悠(ときさきゆう)監督はサイド攻撃を警戒。群馬戦で浮き彫りとなったクロス対応の甘さも踏まえ「今の自分たちの問題を克服しないと勝てない」と指摘した。

 2試合続けて無得点と攻撃も停滞している。FW根本凌(ねもとりょう)は「パスの出し手に対し、もっと自分から強く要求する必要がある」と気を引き締めた。