ダビンチを遠隔で操作する亀田医師(右)

芳賀赤十字病院で初めて行われたダビンチを使った手術の様子(病院提供)

ダビンチを遠隔で操作する亀田医師(右) 芳賀赤十字病院で初めて行われたダビンチを使った手術の様子(病院提供)

 【真岡】県東の医療圏で初となる手術支援ロボット「ダビンチ」を使った前立腺の摘出手術が10日、芳賀赤十字病院で行われた。高度先進医療に欠かせない装置として、2年以上をかけ導入の準備をしてきた。年70例以上を目指し、地域の医療ニーズに応えていく。

 ダビンチはロボットのアームに手術器具を付け、医師が遠隔操作する。高性能な3D内視鏡カメラによる良好な視界の中で、震えがないなど人間の手より精密な動きができる。傷口が小さい、出血が少ないなど患者への負担も少なく済む。