磯山の駐車場とトイレの完成を祝うテープカット

 【真岡】身近な自然散策エリアとして親しまれている東大島の「磯山市民の森」に、地元自治会が要望していた駐車場とトイレが整備され、25日、落成式が行われた。

 障害者用1台を含む6台分の駐車場とトイレを、市が約1800万円をかけて新たに造った。落成式では石坂真一(いしざかしんいち)市長や藤井盛(ふじいもり)東大島区長(71)、真岡ふたば幼稚園の代表園児らがテープカットした。他の園児がクラッカーを鳴らして完成を祝った。

 石坂市長は「地域のシンボルとして自然を守ってくれている地元の皆さまに感謝したい」と話し、藤井区長は「健康づくりの散歩や山歩き、遺跡巡りが楽しめる場として整備に力を尽くしていく」と応じた。

 標高100メートルほどの磯山は、市の中心部から南東約3キロにあり、東大島区や地元有志でつくる「磯山とゆかいな仲間達」が、遊歩道整備や草刈りなどの管理をしている。

 ハイキングや自然環境教育に活用されており、東大島区が2年前、トイレや駐車場などを造ってほしいと市に要望していた。