石坂市長から花束を受け取る水沼選手(左)

 【真岡】7月に福岡市で開かれる競泳の世界選手権の代表となった市出身の水沼尚輝(みずぬまなおき)選手(26)=新潟医療福祉大職員=が28日、石坂真一(いしざかしんいち)市長を表敬訪問し、意気込みを語った。

 水沼選手は8日に行われた日本選手権の男子100メートルバタフライで2位となり、世界選手権の代表となった。昨秋、腰を痛めて以降は「泳ぎがはまらない時期しかなかった」というが、「不安の中でもなんとか代表を勝ち取れた。地元の皆さんやチームのサポートのおかげ」と感謝した。

 自身は同種目の日本記録保持者。世界選手権に向けては「昨年は満足のいくような結果を出せた。ただ決勝で自己ベストを出せていない。決勝で自己ベスト(日本新記録)を出すことにこだわってやっていきたい」と決意を述べた。

 石坂市長は「勝ち抜いてメダルを獲得できるように頑張ってほしい」と激励した。市は水沼選手の競技当日にKOBELCO真岡いちごホールでパブリックビューイングを行う予定。

 水沼選手は9~10月に中国・杭州で開かれるアジア競技大会にも出場する。