新型コロナの5類移行を受け「とちまる安心認証店」の張り紙を剥がすオーナーシェフ=8日午前10時40分、宇都宮市下戸祭2丁目

スタッフによって撤去されるアクリル板=8日午後5時10分、大田原市佐良土の県なかがわ水遊園

出入り口から撤去される検温機器=7日夕、大田原市佐良土の県なかがわ水遊園

スタッフによって剥がされる床のシート=7日夕、大田原市佐良土の県なかがわ水遊園

新型コロナの5類移行を受け「とちまる安心認証店」の張り紙を剥がすオーナーシェフ=8日午前10時40分、宇都宮市下戸祭2丁目 スタッフによって撤去されるアクリル板=8日午後5時10分、大田原市佐良土の県なかがわ水遊園 出入り口から撤去される検温機器=7日夕、大田原市佐良土の県なかがわ水遊園 スタッフによって剥がされる床のシート=7日夕、大田原市佐良土の県なかがわ水遊園

 新型コロナウイルスの感染対策が個々に委ねられる大きな転換点を迎えた8日、県内の医療機関では禁止していた面会を解禁する動きがあった。感染対策の象徴だったアクリル板や検温器などを撤去し、「コロナ前」の状態に近づける施設も。一方、従来の感染対策を維持する施設もあり、出だしの対応は割れた。

医療機関や高齢者施設 3年ぶり対面に安堵

 黒須病院(さくら市)は8日、約3年ぶりに対面の面会を解禁した。入院患者と家族らとが久しぶりに再開する場面があったという。

 午後3時から2時間、患者1人に対し15分以内、2人まで直接面会できるよう制限を緩和した。コロナ流行後はビデオ会議アプリでリモート面会を行ってきた。担当者は「5類となれば面会を禁止する法的根拠もなくなる」と説明する。

 重症化リスクの高い患者もいるため、面会制限の緩和は感染予防と両輪で進める。担当者は「来院時は今後もマスク着用に協力してほしい」と呼びかける。