小山市選挙管理委員会は11日、4月23日投開票の小山市議選について投票の再点検を行うと発表した。1票差で次点となった荒井覚(あらいさとる)氏(60)=農園経営、無所属=からの異議申し立てを10日に受理した。今後、関係する立候補者の票などを再点検し、選挙結果に問題がなかったかを確認する。
同選管によると、荒井氏は4月28日付で異議を申し立てた。理由について「最下位当選者と次点者の票数差が1票という僅差であり、わずかなミスで当落が覆ることとなるため再点検を求める」としている。
再点検の実施日は未定。荒井氏と氏名の一部が同じ候補者の票や無効票などを確認する。同市議選での投票の再点検について、同選管は「把握している過去20年くらいではなかったと思う」としている。
公職選挙法によると、立候補者が選挙結果に不服がある場合、当選の告示日から14日以内に異議を申し立てることができる。