今年創立150周年を迎える佐野市吾妻小で17日、記念事業として熱気球体験が行われ、全児童69人と教職員らが空中散歩を楽しんだ。
主に栃木市の渡良瀬遊水地で熱気球イベントの運営に携わる「栃木市熱気球クラブ」の協力を得て実施した。
イチゴをモチーフにしたハートの模様が特徴の熱気球「ハートベリー号」に、「祝百五十周年吾妻小」と書かれた垂れ幕を取り付け、地上約20メートルまで上昇。4〜6人ずつ順番に搭乗した児童たちは気球が上昇すると「すごい」「上がるよ」など歓声を上げ、校庭で待機するほかの児童や教員に元気よく手を振っていた。
5年大久保美優さん(おおくぼみう)(10)は「初めて気球に乗った。田んぼの景色がたくさん見えた」、同青木光(あおきらいと)さん(11)は「少し怖かったけど、景色が見られて良かった。(気球が)上がった時は思わず声が出てしまった」と興奮した様子だった。