那珂川町がひきこもり支援に力を入れている。2021年度に開設した当事者の居場所「のんびりカフェ」の利用者数は堅調に推移し、22年度からは地元の社会福祉法人と連携し、就労体験事業に取り組む。福祉関係者からは「町の人口規模からみて、これほどの支援ができている事例は珍しい」との評価も。当事者の特性上、支援者確保が難しく事業拡充にハードルを抱えるものの、町は現状の克服に励む当事者と歩調を合わせ、息の長い支援に取り組む考えだ。
今月1日、社会福祉法人同愛会の温泉施設「なかが和苑」(同町小口)で当事者の男性(17)が脱衣所の棚を黙々と拭いていた。
残り:約 828文字/全文:1109文字
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
登録済みの方はこちら
愛読者(併読)・フル(単独)プラン・スタンダードプランの方
ログインする