決勝進出を逃し、ベンチに引き揚げる白鴎大ナイン=神宮球場

 第72回全日本大学野球選手権第5日は10日、明治神宮球場で準決勝2試合が行われ、本県の白鴎大(関甲新)は明治大(東京六大学)と対戦、0-6で完封負けを喫し、県勢初の決勝進出はならなかった。

 白鴎大は先発の左腕松永大輝(まつながひろき)(東・東海大菅生)が3回を無安打に抑える好調な立ち上がり。しかし四回に先頭打者を四球で歩かせ、後続に適時二塁打を浴びて先制された。七回は3番手の山田怜卓(やまだりょうた)(青・八戸学院光星)が追加点を許し、九回にも3連続適時打などで4点を奪われた。

 打線は初回、杉谷慧(すぎたにさとし)(埼・聖望学園)、福島(ふくしま)圭音(けいん)(同)の連打で無死二、三塁と先制の好機をつくったものの後続が凡退。八回も1死一、二塁で無得点に終わるなど要所を締められた。