県内市町の帯状疱疹ワクチン助成

 痛みやかゆみを伴う発疹が帯状に現れる「帯状疱疹(ほうしん)」について、県内7市町が本年度からワクチン接種費用の一部助成を始めたことが10日までに、各市町への取材で分かった。2市町が検討中としている。中高年に多く発症し、80歳までに3人に1人がかかるとされるが、近年では若い世代も含め発症者が増加。重症化したり後遺症が残ったりするケースもあるだけに、議会や医療関係者から助成を求める声が上がっている。

 帯状疱疹は加齢や疲労で免疫が低下した際などに発症するとされている。痛みが長く残る場合や、重症化して視力低下や難聴、顔面まひなどになる恐れもある。