栃木県内の高齢者宅を戸別訪問して特殊詐欺への注意を呼びかける県警のキャラバン隊「サギ・撃隊」が昨年10月に発足してから約8カ月がたった。県警が特殊詐欺グループから押収した名簿を基に、5月末現在で県内の計5924戸を訪問。新たな手口を周知し、防犯機能付き電話機の設置を促してきた。岸田則男(きしだのりお)隊長(66)は「最近は訪問の際に拒否されることが減り、感謝されることが増えた。活動が知られ、受け入れられている」と手応えを語る。
今月上旬の朝。黄緑色のベストに野球帽姿の岸田隊長と隊員7人が宇都宮市不動前1丁目、北関東綜合警備保障の駐車場に集合した。行き先や配るチラシなどを確認し、2人1組で専用車両4台に乗車。青色回転灯を点灯させ、宇都宮、下野、栃木市内の訪問予定先へそれぞれ出発した。
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