立候補を表明する板津氏(中央)=16日夜、宇都宮市内

 立憲民主党県連は16日、次期衆院選栃木1区の公認候補予定者に板津由華(いたづゆか)氏(35)を決定したと発表した。同日、党本部に公認申請した。

 県連幹事会後に開かれた記者会見で板津氏は「行政改革によって基礎的な社会保障の充実を図り、取りこぼしのない生きやすい社会をつくりたい」と意欲を語った。

 名古屋市出身。都内の金融機関やIT企業勤務を経て2020年に都内で金融教育サービス会社を設立。22年6月に栃木市に転入した。今年4月の県議選で栃木市選挙区から無所属で出馬し、現職候補に246票差に迫るも次点で落選した。

 5月、党本部の公募に応募していた。1区からの立候補については「5区も熱望していたが、惜敗率を考慮した」などと説明。「宇都宮市が掲げるスーパースマートシティに、私のバックグラウンドにあるITの知見を生かしていきたい」と強調した。

 1区には自民党現職の船田元(ふなだはじめ)氏(69)、日本維新の会元職の柏倉祐司(かしわくらゆうじ)氏(54)が出馬する見通し。