大平地区ぶどう集荷所で行われた今シーズン初の出荷作業

 【栃木】大平町ぶどう組合がJAしもつけを通して出荷する2022年度産ブドウの販売額が、前年度比15%増の1億558万円となり、過去最高となったことが22日までに、同JAのまとめで分かった。シャインマスカットの販売額が約5千万円に上り、全体を押し上げた。ぶどう団地を中心に観光農園などでの販売が多くを占める大平地区で、同JAを通したブドウの出荷額が1億円を突破したのは初めて。

 同組合は約70年前に発足した。現在の生産者は57戸で、栽培面積は約53ヘクタール。大平地区で生産されるブドウは観光販売が7割、市場出荷は3割ほどとされ、同JAを通した出荷は岩舟地区に次ぐ規模だという。