宇都宮地裁

 那須町で2017年3月、登山講習会中だった大田原高山岳部の生徒7人と教諭1人が死亡した雪崩事故で、業務上過失致死傷罪に問われた男性教諭ら3人の第7回公判が23日、宇都宮地裁(瀧岡俊文裁判長)で開かれた。事故当時、死亡した8人と同じ1班だった同校山岳部の元生徒3人が検察側証人として出廷した。訓練中は引率教諭の指示、許可を得ながら行動していたことを説明。雪崩が起きた斜面を登ることは「訓練開始前に説明がなかった」などと証言した。