県保健福祉部は23日、県南健康福祉センター管内の保育園で、アストロウイルスを原因とする感染性胃腸炎が集団発生し、園児33人が感染したと発表した。

 同部によると、園児は7~23日に下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴えた。同園から12日に連絡があり、14~16日に保健環境センターが4人の検体を検査した結果、2人からアストロウイルスが検出された。重症者はおらず、全員快方に向かっているという。

 アストロウイルスはノロウイルスやロタウイルスに比べ症状は軽いとされ、乳幼児に多く発症する傾向がある。