第42回県障害者卓球選手権大会が2日、宇都宮市若草1丁目のわかくさアリーナで開かれた。昨年10月に本県で開催された全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」(障スポ)のメダリストら10~80代の男女約60人が出場し、白熱した試合を繰り広げた。
肢体や知的、聴覚など障害の種類によって七つの区分が設けられ、リーグ戦とトーナメント戦が行われた。肢体不自由者は義足や車いすでプレー。視覚障害者は音の出るボールを転がして打ち合うサウンドテーブルテニスで競った。
障スポで活躍した選手も多数出場し、気迫のこもったプレーに会場からは歓声や拍手が送られた。
自身も選手として出場した県障害者卓球連盟の小堀謙介(こぼりけんすけ)会長(72)は「(昨年の)障スポには若い選手も出場し今後が楽しみ。今大会だけでなくみんなが集まって競技し、やりがいを感じられる場をつくっていきたい」と話した。