学校帰りに弁当を受け取りに訪れる小中学生ら

小中学生に振る舞う弁当を作るボランティア

学校帰りに弁当を受け取りに訪れる小中学生ら 小中学生に振る舞う弁当を作るボランティア

 【小山】新型コロナウイルス感染症の5類移行を受け、市内で子ども食堂を運営するNPO法人「笑光(えこう)」は6月、利用者の室内飲食を再開した。しかし利用者の多くは弁当を受け取って外で食べるなどしている。同法人は子どもたちとのコミュニケーションを図ることを重視しながら、室内の飲食に不安を感じる子どもたちの意向を踏まえた新たな食堂の在り方について模索を続けている。

 笑光は子どもが独りで食事をする「孤食」の問題を代表の中山麗美(なかやまれみ)さんがテレビ番組で知り、支援したいと思ったのを機に2017年、発足した。東城南4丁目の小山城南市民交流センター「ゆめまち」を中心に月2回ほど食堂を開いている。