ちいきん会の意義などを説明する新田代表理事(中央奥)=8日午後、那須塩原市内

自治体と地域金融機関の連携について話し合った新田代表理事(右端)、渡辺市長(右から2人目)、菅野町長(右から3人目)=8日午後、那須塩原市内

ちいきん会の意義などを説明する新田代表理事(中央奥)=8日午後、那須塩原市内 自治体と地域金融機関の連携について話し合った新田代表理事(右端)、渡辺市長(右から2人目)、菅野町長(右から3人目)=8日午後、那須塩原市内

 栃木県内の自治体や金融機関の職員有志が連携を深めて地方創生を目指す組織「ちいきん会那須野ケ原ダイアログ」が発足し、8日、キックオフの会合が那須塩原市内で開かれた。「ちいきん会」(福島市)は全国展開する交流組織で、那須野ケ原ダイアログは全国で16番目の支部となる。県内での発足は初めて。那須塩原市や那須信用組合の職員ら約40人が参加し、自治体と金融機関による連携の可能性などを自由に話し合った。今後、定期的に会合を開き、地域課題の解決を図る。

 ちいきん会は2019年3月、金融庁が主導し発足した。地域金融機関と公務員の有志が、休日や勤務時間外に勤務先や役職にとらわれず交流を深めようとスタートした。自由に対話を重ねることで、新たな発想や価値観の創出につなげるのが狙い。