無線で事件事故現場の状況などを素早く的確に伝える技術を競う県警の通信指令競技大会が14日、県警本部で開かれ、県内全19署と県警機動警察隊の計20チームから計40人が出場した。
各チームは警察署の指令担当者役と事件現場の対応者役の2人一組で、強盗やひき逃げ事件を想定した競技に臨んだ。コンビニ強盗の想定では、指令担当者役が受理した通報内容を現場の対応役に連絡。現場からは被害者から事情聴取した内容を指令担当者役に伝え、緊急配備などの早さや正確さを競った。
参加した同隊の斉藤信一(さいとうしんいち)警部補(40)は「無線を受けてから必要な情報を正確に現場へ伝えられるように意識した」。ペアの山本里紗(やまもとりさ)巡査(24)は「緊張して焦ってしまう部分もあった」と振り返った。
成績は次の通り。
Aブロック(1)足利署(2)宇都宮東署▽Bブロック(1)佐野署(2)下野署▽Cブロック(1)矢板署(2)那須烏山署