「こもれび」の集まりが定期的に開かれている会場=7月中旬、とちぎ福祉プラザ

 家族や恋人、友人など大切な人を自死で亡くした遺族らが体験や思いなどを語り合う集い「こもれび」が今年、2008年の活動開始から15年を迎えた。自殺防止のため電話相談を受け付ける「栃木いのちの電話」(青木勲(あおきいさお)理事長)が立ち上げ、毎月2回、集まりを開いている。22年までに県内外から延べ893人が参加。「安心して話せる場所があって助かる」などの声が聞かれ、遺族らの心安まる居場所となっている。