コシがあって喉越しのよいうどんに、カラッと揚がった天ぷらがよく合う。旬の野菜と、無添加で作った特製つゆに絡まる麺がいくらでも胃袋に入る。
暑い夏にぴったりの「ざるうどん」(600円)とエビや鳥、ちくわ、イカ、卵などを盛り付けた「天ぷら盛り合わせB」(700円)は店の看板メニューだ。
「讃岐うどん処 合掌 松屋」は、警察官を退職した石崎孝雄(いしざきたかお)さん(68)と妻の昌江(まさえ)さん(66)が7年前に開店した。うどんの本場の香川県などに夫婦で出向き、うどん粉から天ぷら油、調理道具までこだわり抜き、現地の製粉会社やうどん職人ととことん話し合った。麺は前日から仕込み、香川の人からも太鼓判をもらった味だ。
お薦めは温かい「かけ」(600円)や冷たい「ざる」(同)に加え、「きのこ汁」(900円)。かけやぶっかけ、ゴマ汁など、それぞれの無添加だし汁が楽しめる「つゆ三色」(700円)や「つゆ四色」(800円)もよい。鳥など評判の天ぷらは単品(150円)でも注文可。天ぷらだけを注文する常連もいるとか。
「お客さんの『おいしい』が何よりうれしい」と孝雄さん。その味に夫婦の人なつっこい人柄がにじみ出ている。
▼メモ 下野市石橋207の1。午前11時半~午後1時45分。麺が無くなり次第終了。月、火曜定休(不定休あり)。(問)0285・53・3422。