ナカニシ本社

 歯科医療機器製造のナカニシ(鹿沼市下日向、中西英一(なかにしえいいち)社長)は7日、2023年12月期連結決算の業績予想を上方修正した。売上高は2月公表の前回予想から8・4%増の566億3800万円、経常利益が23・2%増の195億600万円、純利益が26・1%増の138億4200万円と、いずれも過去最高を更新する見込み。

 新型コロナウイルスの影響で先行きが不透明だった部品調達が進み、歯科など各事業で販売が堅調に推移。23年6月中間連結決算が好調だったほか、今後の円安進行の影響も加味した。

 同日発表した同中間連結決算は、売上高が前年同期比15・5%増の282億5900万円、経常利益が18・5%増の112億4700万円、純利益が20・0%増の81億300万円といずれも過去最高を更新した。1株当たりの中間配当は24円、期末配当予想は前回予想から2円増配の26円とした。