競泳男子200メートル個人メドレー決勝 バタフライでトップに立つ宇南の松下=北海道立野幌総合運動公園水泳プール

 全国高校総体(インターハイ)水泳第1日は17日、北海道江別市の道立野幌総合運動公園水泳プールで競泳が行われ、男子200メートル個人メドレーで宇都宮南の松下知之(まつしたともゆき)が1分58秒86で初優勝を飾った。同種目で県勢の優勝は2009年の森洋介(もりようすけ)以来、14年ぶり2度目。

 松下は予選で2分0秒70をマークし、全体トップで通過。8人で争われた決勝は最初のバタフライで先頭に立ち、そのままトップを譲らず2位に2秒25の差をつける完勝。2012年に瀬戸大也(せとだいや)=当時埼玉栄=がマークした大会記録(1分58秒83)に迫る好記録で栄冠をつかんだ。

追随許さぬ別格の泳ぎ

 力強いストロークとしなやかな伸び、そして抜群の推進力-。競泳男子200メートル個人メドレーで松下知之(まつしたともゆき)(宇都宮南)の泳ぎは別格だった。1年時は準優勝だった同種目で表彰台の中央に初めて立ち、「高校で一番大きな大会。良い結果を残せて達成感はある」と頬を緩めた。