新生児を抱きかかえる母親。少子化対策には出産環境の充実も不可欠だ

新生児を抱きかかえる母親。少子化対策には出産環境の充実も不可欠だ

 政府が「次元の異なる少子化対策」を表明し、施策を打ち出す中「今治市で産科の閉院が目立つ。安心して妊娠・出産したいのに」との声が、愛媛新聞「真相追求 みんなの特報班」(通称・みん特)に寄せられた。調べてみると、市内ではここ10年で分娩(ぶんべん)を扱う診療所が3施設減りゼロとなり、現在は2病院だけで対応していた。県全体でも、分娩を扱う医療機関が約3割減少。医療関係者は「現在の出生数であれば十分に対応できる」とするが、妊婦から不安の声は上がる。

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