【矢板】新型コロナウイルス禍で不自由な思いをしてきた子どもたちに喜んでもらいたいと、市民有志が9月3日、中の市長峰公園で初のイベント「えんにち開催 みんなあつまれ!」を実施する。ゲームや飲食約10ブースを設け、無料で昔ながらの“縁日”の気分を味わってもらう。市内外を問わず広く来場を呼びかけている。
市民グループ「笑輪の会」が主催。代表の会社経営斎藤正弘(さいとうまさひろ)さん(62)=鹿島町=は「矢板に恩返しをしたいと企画した。子どもたちに笑顔になってもらいたい」と趣旨を話す。
斎藤さんの呼びかけに賛同した約50人が協力。射的、水風船釣り、焼きそばなど各ブース出店者は自前で食材や物品を用意するほか、射的などの景品となるぬいぐるみや菓子は卸業者、玩具店などが無償提供する。市街地の二区、四区、末広町の各行政区のおはやし会は交代で演奏して盛り上げる。
来場者は10枚つづりのチケットを受け取り、各ブースを回って食べ、遊べる。
斎藤さんは「1回限りでなく、毎年開催したい。協力者の輪が広がれば、最終的に以前あったような盆踊りをやりたい」と話す。
イベントは午前11時~午後3時。(問)事務局(斎藤塗装工芸内)0287・43・0722。