ソーキそば・半チャーハンセット

中嶋貴康さん

ソーキそば・半チャーハンセット 中嶋貴康さん

 店名から想像する通り、沖縄料理と中華料理の専門店。店長の中嶋貴康(なかじまたかやす)さん(51)は「沖縄料理は食材などが中華とほぼ同じ。石垣島は台湾と約200キロしか離れておらず、文化的にも近い」と説明する。

 沖縄のソーキ(豚の骨付きあばら肉)そばは、麺は沖縄県石垣市の業者から直送。3時間煮込んだ鳥・豚の汁とかつお節のだし汁を合わせたスープは、やさしい塩味で体にも良さそう。ネギ風味をつけたラードで炒めたチャーハンとの相性は抜群だ。「陳麻婆(まーぼー)豆腐定食」(千円)は本格的な四川料理ながら、ほどよい辛さでご飯が進む。

 岐阜市出身の中嶋さんは同市内の中華店などで修業し、石垣市で約10年間、沖縄料理店を経営した。昨年12月に矢板市内に転居し、6月中旬、同店を開店。長女(19)が大田原市内の大学に進学していたため、近くで店舗兼住宅物件を探したという。

 沖縄料理が受け入れられるか不安はあったが「ここで『本物』の沖縄のそばが食べられると思わなかった」と常連となった沖縄出身者をはじめ、広く受け入れられてきているという。

 メニューは中華が中心だが、中嶋さんは「食材を安く仕入れられれば沖縄料理を増やしたい」と話す。

 ▼メモ ソーキそば・半チャーハンセットは1100円▽矢板市東町3011の1▽営業時間 午前11時~午後2時、午後5時半~9時半▽定休日 水曜夜、木曜昼・夜▽(問)0287・48・7681。