県は1日、適正な事務処理を行わなかったとして、保健福祉部の係長級の男性職員(51)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。
県経営管理部によると、職員は2022年度、県土整備部に所属し、道路占用許可に関する業務を担当。申請があった40件について、上司の決裁を経ずに許可証などを交付した。また16件は処理せずそのまま放置した。ことし4月に申請者から「許可証が交付されていない」と連絡があり、発覚した。県の調査に対して職員は「交付できると勝手に判断した。仕事をため込んでしまった」と説明している。
管理監督責任があるとして課長級の所属長(58)、課長補佐級の直属上司(59)を文書訓戒処分とした。