見頃を迎えた羽黒山神社参道のシュウカイドウ

 【宇都宮】今里町の羽黒山神社参道でシュウカイドウの花が見頃を迎え、参拝客を楽しませている。

 シュウカイドウは、ベゴニア属の多年草で、秋の訪れを告げる花として知られている。

 山頂にある神社境内へ続く約20メートルの参道の両脇に群生し、先月下旬に開花した。前日の大雨から一夜明けた5日朝は、参道に薄いかすみがかかり幽玄な雰囲気に。シュウカイドウの2センチほどの淡いピンクの花と、しっとりとぬれた葉が見事なコントラストで、石畳の参道を彩っていた。

 阿部康夫(あべやすお)宮司(67)は「今月中旬ごろまで楽しめるので、花を見て癒やしを感じてほしい」と話している。

 同神社は、シュウカイドウの花をあしらった御朱印(千円)を9月限定で頒布している。