東武宇都宮百貨店(宇都宮市宮園町)の社長に5月末に就任した星佳成(ほしよしなり)氏(59)が11日までに、下野新聞社の取材に応じた。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に引き下げられ、売り上げはコロナ禍前の約9割に戻っていると説明した上で、「百貨店は世の中の変化に対応しながら、価値を上げなければならない」と指摘。物産展など催事の拡充や外商の強化により、事業の成長を目指すとともに、人材育成を強化する方針を示した。
百貨店の価値を高めるため、星社長は東武宇都宮百貨店ならではの質と種類をそろえた「商品」、居心地のいい空間を提供する「環境」、顧客の要望に応える「接客」、感染症対策などの「安心安全」の4点を追求するとした。その上で「最も重要なことは、お客さまと真摯(しんし)に向き合い、考えて行動できる人材を育成することだ」と強調する。
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