米粉製造最大手の波里(佐野市村上町、藤波孝幸(ふじなみたかゆき)社長)は、本社隣接地で新工場の建設を進めている。高まる米粉需要に対応するため、現在の米粉生産能力を倍増させる計画で、2024年3月の完成を目指す。同社の米粉の供給先は現在、「既存用途」と呼ばれる和菓子製造などの事業者・個人と、「新規用途」と位置付けるパンや洋菓子製造などの事業者・個人がほぼ半々という。新工場完成後は、新規用途をさらに伸ばしたい考えだ。
同社によると、米粉業界は、既存用途からの需要が圧倒的に高い。一方、同社は産地、製法、成分などバリエーション豊かな米粉製品を取りそろえており、パン、洋菓子、麺、天ぷら粉など従来、小麦が使われていた新規用途にも幅広く対応できるのが強み。
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