帝国データバンク宇都宮支店は21日、木造建築工事業の小幡工務店(真岡市若旅)が、宇都宮地裁真岡支部から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。9月15日付。負債総額は約1億6千万円。
帝国データバンク宇都宮支店によると、小幡工務店は1951年創業、73年設立。一般住宅や店舗などの新築、増改築を手がけるほか、近年は太陽光発電設備の販売・施工にも力を入れ、最盛期の2014年2月期には年売上高が約2億4100万円だった。
一方、ウッドショックによる原価高騰で新築受注は弱含みとなり、特に新型コロナウイルス禍以降は受注不振となった。23年2月期には債務超過の状態に陥り、9月3日には事業停止の状態となっていた。