西堀酒造の「ニューボーン」のシングルモルトウイスキー(左)とシングルグレーンウイスキー

 西堀酒造(小山市粟宮、西堀和男(にしぼりかずお)社長)は今月末から、熟成途中の若いウイスキー「日光街道 小山蒸溜所 NEW BORN(ニューボーン)2023」のシングルモルトと、シングルグレーンの2種類を発売する。各1200本限定。

 同社によると、ニューボーンは原酒をたる詰めして3年未満のウイスキーで、今回発売するのは熟成期間14カ月の2種類。原料に麦芽のみを使ったシングルモルトと、麦芽に加え酒米(吟醸粉)も使ったシングルグレーンを清酒酵母で醸した。

 いずれもアルコール度数58%、内容量は200ミリリットル。希望小売価格はシングルモルトが税別4千円、シングルグレーンは同3800円。

 西堀哲也(にしぼりてつや)取締役は、夏が高温で夏と冬の寒暖差も激しいことを挙げ、「熟成が予想以上に早く進み、バーボンたるの香りも適度に付き始め、ウイスキーらしさが出ている」と説明する。

 県内外の酒販店で取り扱う。今月30日に限り、西堀酒造敷地内のアンテナショップで各50本販売する。

 (問)西堀酒造0285・45・0035。