【大田原】市内や那須塩原、那須両市町の伝統芸能を披露する「第25回那須地区郷土芸能フェスティバル」がこのほど、佐良土の県なかがわ水遊園屋外ステージで開かれた。黒羽高太鼓部・保存会の「黒羽太鼓」など7団体の約100人が勇壮に、華やかに演じた。
那須地区文化協会、フェス実行委員会が主催。新型コロナウイルス禍で過去3年は中止され、4年ぶりの開催となった。
舞台に天狗(てんぐ)王国踊り保存会、流響塩原太鼓、遅沢ばやし保存会、三本木獅子舞保存会、伊王野下町祭典保存会などが立った。
「親園草刈唄」に出演した親園、農業佐藤静江(さとうしずえ)さん(76)は他団体の発表に触れ「各地にたくさんの芸能があって、一生懸命取り組んでいると感じた。(観賞した内容は)良かった」と話した。
実行委の小倉久通(おぐらひさみち)委員長(75)は「コロナ禍で活動が難しい中、皆さん頑張って活動してくれて、素晴らしいフェスになった。毎年続けることが大切」と話した。