民事再生手続き開始の経緯や今後の事業展開について語る佐藤社長=27日午後、宇都宮市内

サトーカメラの本社

民事再生手続き開始の経緯や今後の事業展開について語る佐藤社長=27日午後、宇都宮市内 サトーカメラの本社

 東京地裁に25日民事再生法の適用を申請し保全命令を受けた、カメラ専門店経営などのサトーカメラ(宇都宮市陽東3丁目)の佐藤千秋(さとうちあき)社長が27日、下野新聞社の取材に応じ、スポンサー契約を締結した中小企業再生ファンドが11月にも新会社を設立し、サトーカメラが営業権を譲渡する方針を明らかにした。

 新会社の社長には佐藤社長が就任する方針で、店舗営業などは継続する。保育園・幼稚園を対象とした撮影やアルバム作成事業などを強化し、経営の立て直しを図る考え。

 佐藤社長は「ご迷惑、ご心配をおかけし申し訳ない。事業を継続し、写真文化を守りたい」と話した。