東京商工リサーチ宇都宮支店は9月28日、輸入雑貨販売業のハーデック(宇都宮市西川田南1丁目)が事業停止し、事後処理を弁護士に一任したと発表した。負債総額は約6千万円。東京商工リサーチ宇都宮支店と帝国データバンク宇都宮支店は11月13日、同社が宇都宮地裁から破産手続きの開始決定を受けたと発表した。10月30日付。
東京商工リサーチ宇都宮支店によると、ハーデックは2013年創業。オンラインショップ専門で、主に香港や中国から輸入したスマートフォンやパソコン向けの各種商品を扱っていた。16年に法人化し、18年10月期の売上高は約1億6千万円に上った。
一方、新型コロナウイルス感染拡大時に起きた物流の混乱では輸入品の調達に苦戦した。さらに円安で仕入れ価格が上昇し収益は悪化し、債務超過となった。業績の回復が見られない中、資金繰りが悪化し、事業停止となった。