県警本部

 県内で25日から28日までの4日間に交通死亡事故が4件発生し、4人が死亡したことを受け、県交通安全対策協議会(会長・福田富一(ふくだとみかず)知事)は28日、交通死亡事故多発警報を発令した。10月4日までの7日間、交通指導や取り締まりを強化し、啓発活動にも力を入れる。

 県警交通企画課によると、発令は今年2回目。発生場所は佐野、那須塩原、壬生、小山の4市町で、広域におよぶ。発生時間は午前5〜7時が3件と、特に朝の時間帯に集中。残る1件は深夜帯だった。

 県警は、速度超過や交差点の違反、信号機のない交差点での一時不停止といった横断歩行者等妨害違反などを重点に取り締まる。実施中の秋の交通安全県民総ぐるみ運動で、警報発令を周知する活動も展開する。