第76回秋季県高校野球大会最終日は1日、清原球場で決勝と3位決定戦が行われ、決勝で作新学院が白鴎大足利に6-4で逆転勝ちし、2年連続18度目の優勝を飾った。

 作新学院は4点を追う五回、土井雄一郎(どいゆういちろう)の中越え適時三塁打などで2点を返すと、六回は岩出純(いわいでじゅん)の左前適時打などで一挙3得点し逆転。先発の小川哲平(おがわてっぺい)が7回4失点と粘投し、八回以降は3投手で無得点に抑えた。

 白鴎大足利は松浦舜(まつうらしゅん)のスクイズなどで四回までに4点を先制したが、五回以降は2安打と打線が沈黙した。

 関東大会出場の残り1枠を懸けた3位決定戦は、六回に長短7安打を集めて一挙8得点した文星芸大付が、11-3で国学院栃木にコールド勝ち。2年ぶり17度目の出場を決めた。

作新 我慢の展開、光る修正力

 前日の準決勝に続く逆転劇を演じ、秋王者の称号を守り切った作新学院。中盤の六回に殊勲の逆転打を放った岩出純(いわいでじゅん)は「勝利を信じ、集中してチャンスをものにできた」と胸を張った。