第76回秋季県高校野球大会は作新学院の連覇で幕を閉じた。同校と準優勝の白鴎大足利、3位決定戦を制した文星芸大付は7年ぶり本県開催の関東大会(21~29日)に挑む。今大会は実力校が前評判通りに勝ち上がる一方、72年ぶりに8強入りした佐野の躍進も目を引いた。11日間の熱戦を振り返る。
2年連続18度目の頂点に立った作新学院は勝負強さが際立った。準決勝は終盤に3点差を追い付き、タイブレークの延長十回に打者12人を送り込んで一挙8得点。決勝でも後半に4点差を覆した。準々決勝後までのチーム打率は3割7厘と4強の中で最も低かったが、勝負どころの集中打など試合巧者ぶりが光った。決勝を含む4試合に先発したエース小川哲平(おがわてっぺい)は最速147キロの直球を軸に防御率2・00と安定感があった。
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