【那須塩原】理不尽な事件事故で命を奪われた被害者の写真やメッセージを紹介し、被害者支援の必要性を訴える「犯罪被害者等支援巡回パネル展」が3日、本町の市図書館(みるる)で始まった=写真。6日まで。
市と県、被害者支援センターとちぎの共催。会場には2001年、廃棄物処理業者の不当要求を断ったことから逆恨みされ、拉致・殺害された鹿沼市職員小佐々守(こささまもる)さん=当時(57)、11年に鹿沼市で登校中の児童6人の命が奪われたクレーン車事故で亡くなった関口美花(せきぐちみか)さん=当時(9)=の生前の写真や遺族の思いをつづった手紙、当時の新聞記事などが展示されている。
市は昨年10月に犯罪被害者への見舞金支給などを盛り込んだ「市犯罪被害者等支援条例」を施行。市生活課の鈴木正宏(すずきまさひろ)課長(52)は「自分の身に置き換えて見てもらえたら」と話していた。午前10時~午後9時(最終日は午前中で終了)。