特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」は9、10の両日、鹿児島県南さつま市の加世田特設スポーツクライミング会場ほかで各競技が行われた。スポーツクライミング成年男子ボルダーを制した川又玲瑛(かわまたれい)(B-pump)・関口準太(せきぐちじゅんた)(日大)組は、川又が出場者唯一の3完登と活躍。2人は同リードでも4位入賞を果たした。セーリング成年女子ウインドサーフィン級を連覇した小嶺恵美(こみねめぐみ)(県スポーツ協会)はベテランらしい勝負勘が光り最終局面で逆転した。ソフトボール成年男子のホンダは準決勝で福井選抜に5-4で勝利し、大会規定により優勝となった。
スポーツクライミング少年男子リードの加藤頼斗(かとうらいと)(宇都宮北高)・戸田稜大(とだりょうた)(古里中)組、ライフル射撃少年女子エアライフル立射の小林和奈(こばやしかずな)(真岡北陵高)がいずれも4位に入った。
セーリング成年男子ウインドサーフィン級の井上隆(いのうえたかし)(神奈川大)は7位。ラグビー成年男子の本県選抜は5~7位決定予備選で北海道選抜に12-35で敗れ、7位が決まった。
ホッケー少年男子は今市高と今市工高の本県選抜が、準決勝で岩手県の沼宮内高に2-1で競り勝ち決勝に進んだ。テニス成年女子の本県は準決勝で鹿児島に1-2で敗れ、3位決定戦に回った。
「最強ペア」再び戴冠
圧巻の登りで頂点にたどり着いたスポーツクライミング成年男子ボルダーの川又玲瑛(かわまたれい)(B-pump)・関口準太(せきぐちじゅんた)(日大)組を、会場の解説者は「最強ペア」と評した。少年種別でペアを組んだ2019年茨城国体以来の戴冠。川又は「また優勝できてうれしいし、良いペアですよね」と笑顔で胸を張った。
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