【那珂川】渦巻く波の描写など浮世絵を連想させる作品が多い気鋭の銅版画家入江明日香(いりえあすか)さんらの作品を並べる特別展「入江明日香展-浮世絵が結ぶ江戸と現代」が11月12日まで、馬頭の町馬頭広重美術館で開かれている。入江さんの作品だけでなく、歌川広重(うたがわひろしげ)らの浮世絵を加えた57点が並び、類似点などを楽しめる。同館は「浮世絵の発想から現代作品にアプローチする作家を知ってもらい、浮世絵の魅力を再発見してほしい」としている。
入江さんは1980年生まれ。東京都出身。多摩美術大大学院前期課程を修了し、2012~13年、文化庁新進芸術家海外研修員としてフランスに留学した。帰国後は全国各地で個展を開く。紙に銅版画で模様や色合いのグラデーションを付け、その紙を切り貼りして作品に仕上げる技法などが特徴という。
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