医療機器製造販売のマニー(宇都宮市清原工業団地、斉藤雅彦(さいとうまさひこ)社長)が12日発表した2023年8月期連結決算は、売上高が前期比19・9%増の244億8800万円、経常利益が6・0%増の79億9500万円となり、いずれも過去最高を更新した。純利益は12・5%増の59億5300万円で3期連続の増収増益となった。
アジアや欧米を中心に受注が増えたアイレス針関連の売上高が37・2%増加。アジアなどで眼科ナイフなどのサージカル関連、デンタル関連も販売が伸びた。
円安進行で海外での製造原価が上昇し、売上原価は15・6%増えたが、売上高の増加や為替差益の計上などが利益を押し上げた。1株当たりの配当は期末が22年10月公表の予想から2円増配し21円、年間は35円。
24年8月期の業績予想は、売上高が12・3%増の275億円、経常利益は3・2%増の82億5千万円、純利益は0・9%減の59億円を見込む。