野球決勝2回、作新の西原が右前に先制の適時打を放つ=県営

 県中学新人スポーツは14日、県営本球場ほかで野球、サッカー、剣道、ソフトボールなどが行われた。

 野球は作新学院が圧倒的な強さを発揮し、六回コールド12-0で陽南を下し2連覇。サッカーは藤岡が後半に2点を奪って陽南に逆転勝ちし、頂点に立った。剣道は女子団体で壬生が5-0と陽南を寄せ付けず優勝。男子個人は大山和寿(おおやまかずとし)(小山三)が王座に就いた。ソフトボールは西那須野が40年ぶり2度目の栄冠に輝いた。

作新、全国大会見据え鍛えた成果披露

 全国制覇を見据える作新学院に死角はなかった。計12安打を放ったナインはダイヤモンドを駆け抜け、守っても相手打線を散発の3安打に抑える完璧な内容。増渕洋介(ますぶちようすけ)監督は「準決勝では細かなミスもあったがまずまず。全国大会に向け、いいスタートが切れた」と満足そう。主将の伊藤玄登(いとうげんと)も「全国に行くことが最優先の目標だった。そこはクリアできた」と笑顔だった。