特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」第10日は16日、鹿児島市のあいハウジングアリーナ松元ほかで各競技が行われた。卓球少年女子は東川羽菜(ひがしかわはな)(宇都宮文星女高)小川彩音(おがわあやね)(真岡女高)佐久間芽生(さくまめい)(文星芸大付高)で臨んだ本県選抜が、31年ぶりの3位となった。
陸上成年女子走り高跳びの竹内萌(たけうちもえ)(カンセキ)は1メートル79で4位入賞。カヌー少年女子スプリントの佐野東高はカヤックフォア200メートルで4位、カヤックペア200メートルで8位に入った。
柔道女子の本県選抜は準々決勝で滋賀に0-4で敗れ5位だった。陸上少年女子800メートルの長島結衣(ながしまゆい)(真岡女高)は2分7秒99で6位。銃剣道成年の本県選抜は7、8位決定戦で岡山を3-0で下した。
頂上決戦逃し「悔しさ」 卓球少年女子
44年ぶりとなる頂上決戦の舞台に迫った卓球少年女子の本県選抜だったが、あと一歩届かなかった。
前日の準々決勝で全国高校総体(インターハイ)の上位進出者がそろう優勝候補・愛知との死闘をフルゲームの末制し、31年ぶりの3位以上を確定。しかしこの日の準決勝は、石川によもやの3連敗を喫した。第3試合を戦った小川彩音(おがわあやね)(真岡女高)は1ゲームを奪う意地を見せたが、「悔しさしかない」と表情を曇らせた。
昨年の栃木国体と同じメンバー。県大会で互角の戦いを続け、レベルアップにつなげてきた。東川羽菜(ひがしかわはな)(宇都宮文星女高)は「みんなの長所、短所は知り尽くした上で、アドバイスをし合ってきた」と振り返る。
来年、佐賀県で開かれる国民スポーツ大会は出場枠が減る見込みで、関東ブロックは激戦区となる。2年生の佐久間芽生(さくまめい)(文星芸大付高)は「頼もしく強い先輩がいなくなっちゃうので、自分が引っ張らないと」と出直しを誓った。