【鹿沼】県が整備を進めている県道宇都宮鹿沼線(古峯原(こぶがはら)宮通り)千渡東工区の4車線化工事が完了し、17日に通行が始まった。
千渡東工区は飯岡橋の東側交差点から鹿沼環状線までの1・1キロで、昨年10月に片側1車線で開通。今回の工事で中央分離帯付きの片側2車線に拡幅され、両側に幅員3メートルの歩道も整備された。幅員は計25メートル。同工区の総事業費は約39億円。
午前10時から行われた安全祈願祭には関係者約20人が出席。鹿沼土木事務所の塩田勉(しおだつとむ)所長が「慢性的な交通渋滞の緩和などにより、鹿沼市の発展に寄与することを期待する」とあいさつした。
事業経過報告の後、小磯栄一(こいそえいいち)市都市建設部長や鹿沼署の渡辺正祐(わたなべまさひろ)署長らがお酒で安全を祈願。午後3時に一般車両の通行が始まった。
県は飯岡橋東側の交差点から宇都宮市境までの約0・8キロ区間についても4車線化に取り組んでいる。