下野署が配布するリーフレット

 【下野】子どもたちがインターネット犯罪に巻き込まれる事件が増える中、下野署は管内の小中学生に被害防止を呼びかけるリーフレット約5千部を作製した。市内全12校と上三川町内全10校に配布する。

 リーフレットはそれぞれA4判4ページ。小学生用は4~6年生が対象で「親子で学ぶ小学生のインターネット・トラブル 知ってるかな?ネットのこと 考えてみよう!SNS(交流サイト)の危険」と題し、プロフ(自己紹介サイト)や検索サイト、ゲームアプリ、無料通話など児童が興味を持つ項目に分け危険な事例を挙げ、保護者にも啓発する。

 中学生版は全学年対象で「ネットでトラブルにあわないように…」と題し、ネットでの金銭トラブル、個人情報の流出、なりすましなど、犯罪目的で近づく人間がいることに注意を促している。星野健一(ほしのけんいち)署長は「子どもたちはインターネットやSNSの危険性を知らないまま犯罪に巻き込まれるので、保護者と共にリーフレットを読んでほしい」と話している。