文星女のアンカー粕谷がゴールテープを切り4連覇を飾る=清酒開華スタジアム

 天に人さし指を突き上げ、宇都宮文星女のアンカー粕谷雫(かすやしずく)が4連覇のゴールテープを切った。全区間賞を総なめにし、総合タイムは昨年より44秒縮め、1時間11分19秒。「完全優勝を狙っていた。全国に生かせる走り」と喜んだ。

 エース不在でも盤石の強さだった。1区は昨年区間賞の深澤雫月(ふかさわしずき)をけがで欠く中、穴を埋めたのは松本瑠莉(まつもとるり)。那須拓陽の背後で追走し、残り1キロ過ぎでかわした。初挑戦だった6キロの最長区間をものともせず「いつも通り走れた」と笑顔を見せた。